glaucoma Copy of SugimotoEye Clinic

結膜炎
白内障
緑内障
糖尿病
網膜剥離
眼瞼下垂

白内障

見える範囲が狭くなる

緑内障とは

人間の眼球はいわゆる房水という水で満たされており、この房水の産生と流出のバランスにて眼圧(眼球の硬さ)をコントロールしています。しかしこのバランスに一度狂いが生じて(多くは流出がうまくいかなくなる)、眼内の房水量が上昇すると眼圧が高くなります。緑内障は高眼圧のため視神経が圧迫されて視神経細胞に損傷が起こり、最後は視神経に致命的変化が起こり、そのため視野(見える範囲)が狭窄する疾患と考えられてきました。
fidari_00093.BMP
視神経細胞の損傷は不可逆的なため緑内障で視野狭窄が進むと一度失われた視野は治療しても改善せず早期の発見が重要であると考えられてきました。しかし一般的に緑内障早期には自覚症状に乏しく、また自覚症状が出たときにはかなり病状が進行しているといったことが起こるため我々は眼圧測定を行い緑内障の早期発見に努力してきました。また早期から視神経乳頭の形状の変化(視神経乳頭陥凹拡大)があるため、眼底検査や健診等の眼底写真で発見されることもありました。

IMG_0754.JPG

正常眼圧緑内障

しかし最近の日本緑内障学会の疫学調査により眼圧が正常でも視神経が侵されて視野が狭窄する正常眼圧緑内障が多いということがわかってきました。特に日本人ではこの頻度が諸外国より高いこともわかってきました。眼圧が正常のため眼圧測定だけでは緑内障の早期発見ができずより視神経乳頭の形状変化(視神経乳頭陥凹拡大)の早期発見がより重要となってきました。
視神経乳頭陥凹拡大の変化を肉眼だけで判定するのは専門家でも困難な場合があり、OCT等の機器を使用して早期に統計学的に処理して判定する必要が生じてきました。OCT等で異常が見つかれば視野変化が生じる前に緑内障の診断ができるようになり、より早期から予防的な治療が出来、より視野狭窄の進行を遅らせることができるようになります。

当院でもOCTを導入しており緑内障の疑いのある方には検査をしております。最新のOCTは検査時間も短く痛み等もないため比較的負担の少ない検査と考えております。
眼圧、OCT等で、緑内障が疑われた場合には視野検査を行い、その程度、進行度を判定し治療を行います。

milk_btn_pagetop.png

OCT(Optical Coherence Tomography:光干渉断層計)とは

IMG_0754.JPG

OCT(Optical Coherence Tomography:光干渉断層計)とは

IMG_0773.JPGOCTは網膜や視神経乳頭の断面図を非侵襲的に測定する機械です。種類としてはTime domain OCTとSpectral domain OCTがあります。Spectral domain OCTは2006年に実用化された新世代ののOCTで解像力がよく速くかつ安定した画像が得られます。  

milk_btn_prev.png

|1|2|3|4|

milk_btn_next.png